コーヒーと体のお話
ここでは、「社団法人 全日本コーヒー協会」から平成17年度に配布された中から抜粋して掲載させていただきます。
コーヒーのダイエット力 コーヒーの不老力 コーヒーの活性化 TOPへ

コーヒーに秘められた底力

 

「薬食同源」の教え


  豆をいって、その抽出液を飲むという現在と同様の方法でコーヒーが飲まれるようになったのは15世紀の後半、はじめに飲用したのは、イスラムの僧侶たちだったといわれています。コーヒーは当初からその薬効が注目されており、眠気覚ましや活力を生み出す秘薬として愛飲されていました。長時間、夜通しでアラーへの祈りを捧げるイスラムの僧侶たちにとって、格好の飲み物だったわけです。

 江戸時代の後期にオランダから日本にコーヒーが伝えられたときも、その薬効が注目されていたようです。コーヒーの健胃作用や利尿作用、覚醒作用につてい書かれた文献が残されています。

 コーヒーは古くからその薬効が注目され、古今東西で愛飲されてきたわけですが、現代では科学的な研究が進み、さまざまなことが明らかになっています。数十年前までは、「コーヒーを飲むとガンになる」、「コーヒーには中毒性がある」などといわれ、ネガティブなイメージが先行している感じがありましたが、現在ではむしろ、健康を維持するための食品として見られるようになっています。

 漢方の世界では「薬食同源」ということばが使われます。「薬」も「食」も源は同じ、天然のものに源があるという意味で、「健康を保つためには毎日の食生活が大切である」ということを説いたものです。コーヒーも毎日の「食」となり、健康を保つ上での「薬」としての意味を持っています。人生の楽しみの重要な要素である食を健康維持のために役立てられるのだとしたら、こんなすてきなことはありませんね。

 

コーヒーとからだのおいしい話

珈琲と体の美味しい本

 こだわりかふぇ内で読んで頂けるように置いてあります。

 コーヒーを飲みながら、ご自由にお読み下さい。

 

このページの最初へ
このページ始めへ

コーヒーのダイエット力

 

コーヒータイムをダイエットに活かすポイント


 国立病院機構京都医療センター予防医学研究部の板根直樹室長は、「コーヒーを活用した楽しい減量プログラム」を実施し、肥満治療に大きな効果を挙げています。コーヒーを活用したグループとコーヒーを活用しなかったグループで比べた結果、コーヒーを活用したグループでは「体重の減少」「筋肉率の上昇」「収縮期血圧の低下」「LDL(悪玉と呼ばれている)コレストロール値の低下」という、好ましい結果が得られました。

  板根室長は、コーヒーをダイエットに活かすポイントを次のようにまとめています。
   1.空腹時に香りを楽しむ
   2.寝る前に飲まない
   3.食後のコーヒーは、それ以後に間食はしないというサイン
   4.コーヒーを飲んでから運動する
 コーヒーはおやつを流し込むための飲み物ではなく、味と香りを楽しむもの。ゆったりとしたコーヒータイムを楽しみたいですね。

運動中の酸素摂取量を高める、コーヒーの効果


 体内の脂肪を燃やすためには、酸素が必要です。ダイエットには、ジョギングやウォーキングなどの軽めの運動が効果的であるといわれるのは、このためです。これらの運動は有酸素運動といわれ、体に酸素を取り入れ、脂肪をエネルギーとして使います。

 神戸美術工科大学・芸術工学部・応用生理学研究室の古賀俊策教授らは、運動の10分前にコーヒーを飲んでから運動したときのほうが酸素摂取量がより高くなるという結果を得ています。

 また、古賀教授らは、体における脂肪の利用量の目安になるガス交換比についてもしらべました。その結果、コーヒーを飲んだ場合のほうが、脂肪を多く利用していることが示唆されました。日々の運動の前にコーヒーを1杯のむことで、ダイエット効果をアップすることができそうですね。

食事の前のコーヒーで食べすぎを防ぐことができる。


 おなかさえ空かなかったら、やせるのかもっと楽になると思いませんか?もちろん極端な食事制限によるダイエットは健康を害してしまうだけですが、「もう少し食欲を抑えることができたら」というのは、多くの人に共通した望みではないでしょうか。

 ダイエットを空腹感や満腹感という感覚の面から研究しているのが名古屋大学総合保健体育科学センターの近藤孝晴教授らのグループです。近藤教授らは、女子大生に協力してもらい、コーヒーが人間の感覚に与える影響の実践を行っています。

 空腹感に関する実験は、「自覚症を時間経過で克明に確認するという方法で行われました。そして、その結果、食前にコーヒーを飲むと空腹感が抑えられるという結果が得られました。

 また、この実験では、食事と飲み物とのさまざまな関わりについて調べられ、次のような結果も得られています。
   ・コーヒーには眠気や疲労感を抑えることのほかに、意欲や 便意を強く  する効果があった。
  ・食前のコーヒーは空腹感のほか、眠気、疲労感、便意を抑 えた。
  食前か食後か、コーヒーを飲むタイミングを工夫することによって、より大きな効果が期待できそうです。

 

ダイエット効果のあるマンダリン豆を使っています。

イメージ「コーヒーカップ」

 当店メニューで、ダイエット効果が期待できる豆が含まれているコーヒーは、「筏川(いかだがわ)」という名前のついたブレンドです。数割程度ですが、マンダリンというダイエット効果の期待でき豆の種類が入っております。

 当店では、ブレンドで三種類ご用意しております。詳しくは、「こだわり かふぇ メニュー」へ

 この「筏川」、味としては、飲みやすいお勧めコーヒーとなっておりますので、一度お試しあれ。

 

 

 

 

このページの最初へ
このページ始めへ

コーヒーの不老力

 

世界中で注目される糖尿病とコーヒーの関係


 年齢を重ねると、だんだん気がかりになるのが、生活習慣病ですね。その中でも糖尿病が心配という人も多いのではないでしょうか。平成14年の厚生労働省健康局による推計では、「糖尿病が強く疑われる人」は約740万人、「糖尿病の可能性を否定できない人」は880万人としています。この推計によると、なんと1620万人もの日本人が糖尿病あるいは糖尿病の予備軍ということになります。

 生活習慣に起因する糖尿病は「2型糖尿病」といわれるものですが、近年、この2型糖尿病の予防に効果的としてコーヒーが注目を集め、世界各国から相次いで「コーヒーに2型糖尿病を予防する効果あり」という報告がされています。

 世界に先駆けて大規模な調査結果を発表したのは、オランダのDr.VanDamらです。1万7111人の男女を対象とし平均で約7年間にわたり追跡した結果、「1日に7杯以上コーヒーを摂取する人では、1日2杯以下の人に比べて2型糖尿病の危険度が2分の1になね」という報告をしています。

 また、フィンランド国立公衆衛生研究所が行った大規模な調査では、
  1)、1日3〜4杯のコーヒーを飲んだ場合、飲まない人に比べ女性で29%・  男性で27%糖尿病にかかる率が減少
  2)、1日10杯以上飲んだ場合は、女性で79%・男性55%の
  減少とうい結果が出ています。
 これらのほかにも、アメリカやスウェーデン、日本などの各国で、コーヒーの2型糖尿病予防効果について「効果あり」という研究結果の報告がされています。

 糖尿病は、糖分をエネルギーに変えるためのホルモンであるインスリンの分泌や働きが悪くなる病気です。コーヒーが糖尿病予防に効果がある理由として、コーヒーに含まれているクロロゲン酸が糖尿値の抑制に関わっている可能性が指摘されています。

動脈硬化は血管の老化現象


 食生活が豊かになるにつれ、日本人の体格は向上し、寿命は世界一を誇るまで伸びてきました。しかし、その一方で、以前はほとんど見られなかった病気が増えてきています。心筋梗塞や脳梗塞といった疾病もねこういった病気の仲間です。

 心筋梗塞と脳梗塞は、ともに血管がつまってしまう疾病です。
 そして、これらの疾病の原因となるのが動脈硬化です。健康な人でも年齢を重ねるうちに、動脈は弾力を失い、硬くなってしまいます。動脈硬化はいわば血管の老化現象なのですが、この動脈硬化をさらに悪化させるのが、コレステロールなどの脂質です。コレステロールは体に欠かすことのできない成分なのですが、増えすぎると動脈の中で悪さわしてしまうのです。コレステロールなどが動脈の中で酸化し、動脈の内壁にドロドロのお粥のような状態となって沈着するのです。しだいに動脈の中はせまくなり、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす原因のひとつとなります。

 ここまでコレステロールと大雑把な言い方をしましたが、実はこのコレステロールには、LDL(低比重リポたんぱく)コレステロールとHDL(高比重リポたんぱく)コレステロールがあります。両者のバランスが崩れ、LDLが増えすぎると動脈硬化が進みやすくなります。

 動脈硬化を予防するため、つまり血管を若く保つためには、LDLとHDLのバランスを整えてやればいいわけですが、コーヒーにHDLを増やす働きがあることがわかってきています。



インスリンの働きをよくする
マグネシウム

イメージ「コーヒーカップ」

 

 血液中のマグネシウム濃度が低かったり、マグネシウムの摂取量低かったりすると、糖尿病を発症しやすくなることが知られています。

  コーヒーには、お茶類に比べて何倍ものマグネシウムが含まれています。コーヒーの血糖値を下げる作用があるのは、マグネシウムがインスリンの働きをよくし、糖の代謝に関係している可能性があります。

  ただし、コーヒーに含まれるマグネシウムは1日の必要量を充たすほどは多くありません。コーヒーをのむだけではなく、マグネシウムが多く含まれる食品を普段の食生活に取り入れるようにしたいところです。

  マグネシウムを多く含む食品として、海苔やワカメ、煮干し、豆類などがあげられます。日本人の食生活には欠かせないものばかりですね。

 

 

このページの最初へ
このページ始めへ

コーヒーの活性化

 

作業効率アップさせるにはねコーヒーでスッキリ


 デスクワークや勉強で頭が疲れたとき、コーヒーを飲んで一休みしたらね頭がすっきりしたという経験があるし思います。これはコーヒーに含まれているカフェインのおかげと考えられています。

 東京大学大学院医学系研究科の飯野正光教授らは、カフェインの中枢神経への作用を証明するため、学生たちの計算能力を試すというおもしろい実験をしています。

 実験では、一桁の数字を3つ足すという計算をし、1分間にどれだけできるかの測定を繰り返します。途中の休憩時間に、学生たちにカフェイン入りとカフェインレスのコーヒーを飲ませ、その後にまた計算してもらいます。

 コーヒータイム後の計算能力を比較すると、カフェイン入りのコーヒーを飲んだグループのほうが優秀でした。カフェインが計算力をアップさせたという結果が出たのです。

コーヒーの香りとカフェインでリラックス


 あなたはリラックスしたいときねどうしますか? 音楽を聴いたり、ソファーで横になったり、アロマオイルの香りを楽しんだりと、リラックスの仕方は人それぞれでしょうが、こーひーの香りにもリラックス効果があることがわかってきています。

 杏林大学医学部精神神経科の古賀良彦教授らは、コーヒー粉末・レモン油・蒸留水を用いて、香りのリラックス効果を調べました。リラックスしたときの脳波であるα波を調べると、他の2つに比べ、コーヒーの香りをかいだときに、多くのα波が現れることがわかりました。コーヒーのリラックス効果がいちばん高かったわけです。リラックス効果は、焙煎の仕方によっても変化し浅煎りよりも深煎りのほうが高いことがわかっています。

 また、妊娠中のストレス軽減にもなり、出生体重や胎盤の状態など、コーヒーが母体に与える影響についても調べられましたが適正量のコーヒー摂取は悪影響がないことが確認されています。

 

 

 

妊娠中のコーヒーの楽しみ方

イメージ「マタニティー」

 妊娠中のコーヒーやお茶の楽しみ方について、東京大学大学院医学系研究科の百枝幹雄講師は、次のようにアドバイスをしています。

 コーヒーだけなら、1日3杯以内にしましょう。

 お茶や紅茶も飲むなら、その量に応じてコーヒーは1杯以内にするべきかもしれません。

 玉露はカフェイン含有量が高いのでお勧めできません。

 ウーロン茶もカフェインを含みますから、大量に飲むのは控えてください。

 栄養ドリンクもカフェインを含みますので、その分を考慮してください。

このページの最初へ
このページ始めへ